快適人生100年・・・・皮膚に触れる日用品の安全性にこだわる重要性

日用品の選択基準

日用品は毎日使うものだけにその安全性にはこだわるべきです。ところが残念ながらそれらの日用品を選ぶ際の安全性の優先度合いは低いようです。

一般的に選ぶ基準は

  1. 価格 ② 使い勝手 ③ 容器などの外観やブランド ④ 安全性

となっていて、安全性を最優先にしている消費者は限られています。

日本の無添加基準

メーカーは、確かに「無添加」などの表示を大きくして消費者に安全性を強調する姿勢は見せています。ですが日本ではヨーロッパで禁止されている4900種類もの添加物が無防備に使われていて、ヨーロッパで禁止されている添加物をいくら使っても日本では堂々と「無添加」と表示出来るのです。
おまけに2022年4月からは「無添加」の表示が出来なくなりました。厚生労働省で認可している添加物が悪者扱いに見られないようにするためらしく、無防備をはるかに上回る事態となっています。欧米で発がん性が疑われていても日本の厚労省ではパスする訳です。

更に表示義務があって使われているものの中にも避けたほうが良い成分が多くありますので、最初にそういった成分について触れてみたいと思います。

具体的薬品と「SDSシート」

<保湿剤>プロピレングリコール(PG)製品を保湿するために歯磨き、シャンプー系から化粧品、場合によっては生産地で半生で売られている日本そばなどにも使われています。歯磨きなどのフタを閉め忘れても乾燥しないのはこのためです。

ところでこういった薬品をメーカーが販売する際にはその製品の内容を記載した「SDSシート(安全データシート)」というものを添付する義務があります。

SDSシートには、化学式や構造図に加えて使用上の注意も記されていて、例えば使用する際は保護具が必要とか、皮膚に付着した場合はどう処置するかなどの注意が喚起されています。

ここであるメーカーのプロピレングリコールの6ページに渡るSDSシートの中から内容を抜粋して記してみます。

<ばく露防止及び保護措置>

・設備対策        : この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗

眼器と安全シャワーを設置 する。 取扱場

所には局所排気又は全体換気装置を設置す

る。

・保護具 呼吸器の保護具 : 呼吸器保護具:(有機ガス用防毒マスク)

を着 用する。

手の保護具   : 保護手袋(ニトリル製、

塩化ビニル製など) を着

用する。

眼の保護具    : 保護眼鏡(普通眼鏡型、

側板付き普通眼鏡 型、

ゴーグル型)を着用す

る。

身体の保護具: 長袖作業衣を着用する。

必要に応じて保護 面、

保護長靴を着用する。

衛生対策       : この製品を使用する時

に、飲食又は喫煙を

しない。 取扱い後はよ

く手を洗う。  保護具は保

護具点検表により定期的

に点検する。

<応急処置>

・吸入した場合    : 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢

で休息させる。 気分が 悪い時は、医師の手

当を受ける。

・皮膚に付着した場合 : 皮膚を多量の水と石鹸で洗う。 皮膚刺激など

が生じた時は医師の手当を受ける。 汚染され

た衣類を再使用する前に洗濯する。

・目に入った場合   : 直ちに、水で15分以上注意深く洗うこと。次

に、コンタクトレンズを着用している場合は

外し、洗浄を続ける。まぶたを親指と人さし

指で拡げ眼を全方向に動かし、眼球、まぶた

の隅々まで水がよく行き渡るように洗浄す

る。 眼の刺激が持続する場合は、医師の診

断、治療を受ける。

・飲み込んだ場合   : 口をすすぎ、うがいをする。少量であれば、

コップ数杯の水を飲ませ、 体内で薄める。

多量であれば、多量の水を飲ませ、指を喉に

差し込んで吐かせる。 気分が悪い時は、医師

の診断、治療を受ける。

長々と引用しましたが、要は扱う時には保護具が必要であり吸入したり肌に付着させては行けないということです。

製品のウララベルを確認しよう

同様の注意事項が記されている薬品をいくつか挙げてみます。

・TEA(石鹸合成・増粘剤)・パラベン(防腐剤)・ラノリン(エモリエント・光沢作用)・ラウリル硫酸ナトリウム(発泡剤)・タルク(滑り・ツヤ)・トルエン(溶媒)・DEA(増粘・乳化・起泡)

種々の製品のウラのラベルにはこういったカタカナの成分がたくさん表記されています。また、香料などは中身の細かい成分を記す必要がないため怖さがあります。臭いで気持ちが悪くなったりするのは一種の神経毒とも言えます。

とは言えややこしいカタカナ成分ですからこんな本で調べるとかなり詳しく書いてありますのでお勧めです。

 

訴訟事例

アメリカでのタルクを使用したベビーパウダーが原因で卵巣がんを発症したとした訴訟では企業側が20億ドルの賠償金を支払うことになった事例もあります。

 

そもそも皮膚に付着させてはいけないものが皮膚に付着する製品に使われている訳ですから大変な矛盾を感じます。

 

こんな格好でシャンプーや化粧品などが作られ、しかも作業場は換気装置や洗眼器、シャワーの設置が義務付けられています。

メーカーとしては

「製品に使用しているのは希釈しているので安全です」

「そのための動物実験もしています」

ということで使用上の安全には影響がないことを強調します。

しかしながら動物実験では(これまた残酷なのですが・・)、例えば10日間で異常がなければOKという基準を設けた場合、11日目や12日目で異常が起きてもOKとされます。

動物と人間は違うとは言え人は何十年以上も歯磨きやシャンプーや化粧を使い続ける訳ですから完全に安全性が保証されているとは言えないものと思います。

化学物質はどのように悪さをするか

こういった石油系の化学物質は分子量が小さいのが特徴です。分子量が小さいと何が起きるか?それは肌のバリアーを通過して体内に侵入して来る可能性があり、場合によっては毛細血管にも侵入して体内に蓄積してしまうことです。

例えば通常水は侵入してきませんから風呂に入っても水ぶくれになることはありません。ですが死んでしまうと皮膚のバリアー機能もなくなり、土左衛門になると顔などは判定し難い状況となります。

こうして侵入した化学物質は、食べ物のように肝臓や腎臓などの解毒機関を通過することがないためほとんどが体内に蓄積していきます。

例えば歯磨きやシャンプーなどで1回あたり微量ながら0.01グラムが侵入したと仮定すると、1年では3.65グラムになり、1日にそうした水回り製品や化粧品を仮に10回使うとすると36.5グラム余りが1年で体内に残留することになります。10年なら更に10倍です。

問題なのはこうした化学物質にはタンパク質変性作用があり、細胞やDNAを破壊してアレルギーを起こしたりガンなど様々な病気の原因となり得ることです。

重要だが緊急ではないことを優先しましょう

確かに急性毒性はありませんから今日の明日や1年、2年では何も起きることはないかと思います。ただこうした日用品は毎日の話ですから、避けられる範囲できちんと避けていくのが賢明であるとも思います。安さや使い勝手、あるいはブランドなどに優先して安全性を確認することが快適人生100年に向かう上で重要でしょう。その点でとに角ウラのラベルをちゃんとみて先に掲載した「危険度チェックブック」などで成分を調べて製品を購入する習慣をつけたいものです。

スティーブンコビー博士著の「7つの習慣」の中の3番目の習慣「重要事項を優先する」では、重要事項と緊急度合いをマトリックスにして解説しています。もちろん最優先なのは重要で緊急なことで、この細かい解説は割愛しますが、成功者は緊急ではないが重要なことを優先してやっていることを強調しています。そしてこの中には健康管理・予防も含まれている訳です。ですので安全な日用品選びをルーティーンとしてきちんとやっていくなら後々後悔せずに快適な人生が送れることでしょう。

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